SSU最新作『マダム・ウェブ』観てきました。
SSUは、ヴェノム、ヴェノム：レット・ゼア・ビー・カーネイジ、モービウス全部視聴済み。
まだMCU程全部欠かさず映画館で観ていこうと思う程のモチベはないのですが、たまたま都合が合ったので観てきました。
『マダム・ウェブ』日本より公開が早かった海外では評判が歴代トップぐらいで悪かったようで、どうなんだろうなぁと思って観に行った今回。
結論からいうと、結構面白かったです。
主人公・キャシーの予知能力演出にはゾクゾクしたし、同じ予知能力を持ち襲いかかってくる今回の敵・エゼキエルはこちらがまだ能力に慣れてない一般人な分ホラー。謎の敵の襲撃を受け、素早過ぎてそれがどんな存在なのか視認できないのは映画館で観てると自分もキャシーと一緒に不気味な化け物から逃げてるような臨場感があり、観ていて楽しい体験でした。
何より、ジュリア、アーニャ、マティのキャシーが助ける3人の女学生が凄く可愛かったです。あどけない容姿もそうですが、幼い故の無知さ、非力さが愛くるしかった。彼女達3人は家庭環境が複雑という境遇も次第に分かっていき、自分もキャシーと同じ視点で「助けてあげたい」衝動に駆られました。中でも1番ナードっぽいジュリアが好きで、彼女は最終的に「他に頼れる人がいないの。お願い、キャシー。助けて。」と頼っていて、なかなか大人に縋れるのもできる事じゃないなと感心しました。
3人とも女学生だからやっぱり無鉄砲さが目立つんですよね。キャシーが待つよう言っていたのに、自分達だけで行動して結果危うい目に遭ったり（状況考えると仕方ないですが）、本来交わるタイプではなさそうなのにひょんな事から一緒に行動してすぐに仲良くなれるのは幼い故の素直さがあると思いました。本作、キャシーという「大人」が主人公ですが、3人の女学生がトラブルに遭い心を通わせ成長するという意味では「青春群像劇」モノでもあったと思います。
タイムリープ系SF×少々のホラー要素×青春群像劇という感じのジャンルで、個人的にはド好みの作品でした。キャシーと3人の女学生チームの空気感が好き過ぎ。キャシーが引率の先生みたいなんだよね。笑
事前の酷評がエグかったようですが、個人的にはどこが酷評なのかよく分からないぐらい楽しめました。
自分の付けてるFilmarks評価だとヴェノムが「☆3.9」ヴェノム2とモービウスが共に「☆3.5」で、マダム・ウェブは「☆3.8」にしています。
アメコミヒーローモノとして綺麗に完成してるヴェノム1作目は超えられないけど、そこまで楽しめたわけじゃないヴェノム2、モービウスと比べると一線を画す作品でした。
既に次回作への伏線や布石がいくつも張られた作品だったので、続編も楽しみです。
