あらすじ…「めんどくさい」が口グセの高校2年生・凪誠士郎は、日々を無気力に生きていた。W杯優勝を夢見る同級生の御影玲王が、その才能を見つけ出すまでは。玲王に誘われるがままにサッカーを始めた凪は、圧倒的なサッカーセンスを発揮。ある日、"ブルーロック(青い監獄)"プロジェクトの招待状が届く。そこで待ち受けていたのは、潔世一、蜂楽廻、糸師凛ら、全国から集められた選りすぐりのストライカーたちとの出会いだった。玲王とはじめた世界一への挑戦が、凪をまだ見ぬ世界へと連れて行く…。〈天才〉は見つける者がいて初めてその輪郭を成す──。今、天才ストライカー・凪誠士郎のエゴが世界をアツくする!!
映画『エピ凪』観てきました。
ブルーロックは、連載始まった時から週刊少年マガジンで読んでて、TVアニメも全て視聴、単行本も全部集めるぐらいファン。
TVアニメ1期が放送終了して一年。2期の放送時期はまだ発表されてなくて、早く再び青い熱狂渦巻く舞台をもう一度見たいと熱望していた。
今回、2期より早く潔のライバルの1人である凪誠士郎の物語が映画化。
当然、エピ凪も原作読んでます。
アニメで見られる日を楽しみにしていた…!
まず、思ったのは、原作の時からの話の再構成。
大きく話が変わるわけではありません。しかし、原作を既に読んでると、あーこの部分カットされるなー、ここは端折られてるなー、逆にここは丁寧に描かれてるなーと気付ける部分がありました。
まぁ全体的にカットされ気味ではあったんですが、中でもチームW戦、チームX戦は大きくカットされた印象。
もっと掘り下げてほしかったなという気持ちもなくはないのですが、映画という尺の都合上仕方ありません。
その上でどこを端折り、どこを丁寧に描くのかの一本の映画作品としての「再構成」…個人的に好きだった!
大きくカットされてたチームW戦、チームX戦は、映画として見ると「主人公が軌道に乗り出した時の物語のターニングポイントを迎えるまでのスムーズさ」として好きだったんです。
ダイジェストのように青い監獄第伍号棟最強のチームとして駆け上がっていく気持ち良さ、こういう音やテンポ感で見せるリズムの良さみたいなものが映画の中で好きな表現技法の一つで、カットが気になったわりに作品としては綺麗に仕上がってるなと感心しました。
都合上仕方ない部分をナチュラルに作品として仕上げてたんじゃないかな。
その上で、丁寧に描かれていたのはチームZ戦。
エピ凪のクライマックスにあたる試合です。
ここは主人公・潔の視点で描かれる『ブルーロック』本編と全く同じ試合。
視聴者的に一度知ってる試合です。
それまでの知らなかった試合に対して、こちらは同じものを再び見せられている。
ここはエピ凪原作で読んだ時は、一次選考編では1番面白さを感じない試合ではありました。一度見てるので…。
しかし、映画ではそれまでの試合で少しずつボルテージが上がっていってからの満を辞してチームZ戦に凄く盛り上がれたんです。
俺たちのよく知る潔世一の登場。
凪はちょっとずつ自分の中のモヤモヤに気付いていき、その答え合わせをする「天才覚醒!!」の瞬間。
既に展開を知ってはいますが、改めてその瞬間に至る胸熱さ。
一度見て知ってる物語を改めて、凪誠士郎という人物の視点で展開される意味がしっかりありました。
これも漫画で読んでた時に思った事なのですが、正直本編と照らし合わせて見ると「いや、凪絶対そこまで考えてないやろ」って思ったりもしたんですよね。
しかし、映画で見るとそういう部分が気にならなかった。
音であったり、演出であったり、凪の心情をより体感できる描写になっていたからでしょうか。
凪、初めての敗北に感じた絶望感、知りたいと感じた「熱」の正体。潔に見た「人が生まれ変わる光」。
それは、凪自身の「再生」も意味していましたね。
原作者が直々にネーム切ってるだけあって、話が上手くできてると改めて感じた。
ただ、1つだけ良い?
久しぶりにアニメ『ブルーロック』を体験できて大いに満足なんです。
ただ、2はやらないのかよ〜〜〜!!
エピ凪、予告から察せた通り大体一次選考をメインで描いていて、エピ凪自体はそれ以降も続くからてっきり二次選考編を次回作でやると思ってたんです。
まだまだ続きそうなエピ凪、シリーズ化すると思ってた。
凛に一度負けるまで端折るのはまぁ構成としてあるかなと思った。
その後の2vs.2、3vs.3、トップ3リベンジ戦までダイジェスト流れた時の落胆。
エピ凪はここからが面白いのに〜〜!!
どんどん曇らせていく玲王をアニメで見せろ〜〜!!
あの分だと続きなさげ。できればいつかTVシリーズでもう1回エピ凪を作ってほしい🥲
兎にも角にも楽しかったです。
久しぶりにブルーロックの熱気をアニメで見れたのが良かった。
2期でU-20日本代表戦も早くアニメで見せてくれ…!!